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感じたことをありのままに書く


by asayakenoiro

凄惨な事件

今日は凄惨な事件が起きた。
僕は家でそのテレビを見ていた。
昼の中継では、交差点の真ん中で応急処置をする救急隊や通りがかりの人、それを傍観する人だかり。携帯でその様子を写す人がテレビに映っていた。

25歳の若さで人生に疲れたとか本気なのだろうか。
僕も人生に疲れた、死んでしまいたいなんて思ったこともあるけれど、こういうことをする人の気持ちはわからない。
ただ、なにより許せないのが
「誰でもよかった」
という言葉である。

ネット上の書き込みを見ていると、色々な人の意見が多く書かれていた。
「死刑にするべきだ」
「死刑にしてはいけない」
「無期懲役にして刑務所内で働き、遺族に慰謝料を渡すべきだ」

ニュースを見た人の多くがきっと生きて刑務所からは出られないだろうと思ったのではないかと思う。僕はそう思った。
中には、精神鑑定で無罪にしなくてはいけないと書いてあるコメントもあった。
いくら精神鑑定で犯行時心神喪失状態であっても、その人が殺意を持って犯した罪ならばそれは有罪であり、無罪ではないと僕は思う。


被害にあってしまったかたのご家族の言葉をネットニュースで読んだ。
僕は全く知らない方たちだが、ご遺族の言葉に涙が出た。
それは、その人を愛しているのがわかったからだ。

夕方のニュースで、何の報道をしているのかも知らず、中継のカメラに向かって携帯を片手にVサインをする若者は、なんとも、バカっぽく映っていた。





なぜ、人を傷つけるのだろうか。
その一つに、自分という人間の存在証明をしたい というのがあると思う。
特に人の多いところで犯す犯罪については、多くの人の関心を引きたい、目立ちたい、そんな心の闇があるのではないか。
もちろん、僕の個人的な見解なので偏見や想像だけのところは多い。
だが、どうしてだろうか? そう考えてたどり着くことの一つがこういったことである。
知っている人を傷つけた場合も、自分を分ってほしい、何故分ってくれないんだ、そういう感情が異常なほど高まり、理性を越したときに人を傷つけてしまうのではないかと、最近の事件をテレビで見ながら思う。
そうじゃないことだってあるだろう。
しかしこれは、自分が被害者にも加害者にもなっていないからそう思っていられるのだろう。
by asayakenoiro | 2008-06-08 23:59 | News から